714X

714Xは1970年代に研究者であり生物学者であるガストン・ネサーンによって開発され、弱った免疫系をサポートしたり、過敏な免疫系を緩めたりするための免疫調整製品とされています。副作用なしに身体の免疫防御システムを復活させることを目的としています。

714XはカナダにあるCERBEという研究所で製造され、1990年以降80を超える国々に輸出されてきました。

714Xは無色の液体です。治療のためには、リンパ系への注射によって導入される必要があります(最初の治療)。場合によっては、714Xは噴射器を使って呼吸経路を通じて注入されることもあります(副次的な治療)

フランスに生まれ1975年からカナダ国民となった生物学者ガストン・ネサーンは。714Xの生みの親です。物理、化学、生物(PCB)専攻を終えた1945年以降、血液学の研究を行っています。1950年代にソマチッドとその循環を発見した研究者として、彼は66年以上の間、この物質が人間の免疫機能など自然防御の維持において果たす役割を研究して来ました。16段階の多形性の循環を経て進化することを立証する膨大な数の試験の繰り返しの後、ネサーンが生命の最小単位と呼ぶソマチッドは新鮮な血液内で発見されました。

これが、ガストン・ネサーンによって顕微鏡の下で観察されたソマチッド循環の図です。

血液内に見られるソマチッド循環

末梢血液サンプル

設置された顕微鏡による観察
  1. ソマチッド
  2. 胞子
  3. 二重胞子
  4. 細菌
  5. 二重バクテリア
  6. 桿菌
  7. 二重胞子を伴う細菌
  8. 粒状の二重胞子を伴う細菌
  9. 抗酸菌
  10. 気泡を伴う抗酸菌
  11. 抗酸菌の破裂
  12. 酵母菌
  13. 子嚢
  14. 初期菌糸
  15. 成体菌糸
  16. 破裂菌糸
  17. 繊維性葉状体
ソマチッドを発見し、その生命循環の存在を知ることは、基礎研究を行っていた研究者の知的好奇心を満たすのに十分だったはずです。しかしながら、ガストン・ネサーンにとってはさらに進むべき一歩があったのです。顕微鏡での血液の観察によって、人間の免疫防御システムの状態を解き明かすことができると知ることは不十分でした。病気が避けられないものであり、それを防ぐ術は何もないというのは、彼の倫理規範と一致しなかったのです。この更なる一歩とはすなわち、血液の要素に全く害をもたらすことなく、自然に人間の防御システムの機能を復活することのできる方法を探すことでした。1950年代に始まったこの研究は現在も継続され、ソマチッド循環に効果を与えるとされる多くの健康製品の設計に組み込まれています。1950年および60年代にヨーロッパ大衆に提供された他の健康製品における複数の経験を踏まえて、ネサーンが714Xという新製品を創り上げたのは1970年代のことでした(無毒性の確認は1978年)。

714Xは、免疫防御機能が弱まったり過敏になったりした場合に、生物学上の領域を復活させることのできる無毒の自然健康製品です。

彼の新しい考え方に対する障害や抵抗にもかかわらず、ガストン・ネサーンは前進し続け、その忍耐力により、少なくとも、独立した研究者として、健康における新たなパラダイムの出現および人類に効果的で無毒の健康製品を提供することに向けて協調することの満足を得ました。
714Xには2通りの効果があります
  1. リンパを液体化することにより、714Xは、血液内に循環している新陳代謝による老廃物(有毒物)をより良く排出するための洗浄を促進します。
  2. ひとたび714Xがリンパを通じて吸収されると、特別な要素(樟脳に固定された窒素を含む、構造化され組織化された分子)を血液循環に持ち込み、白血球がその防御機能を再開するよう働きかけます。これらは以前に崩壊された細胞間および細胞内の連絡を復活させることができます。
この714Xの2次的な機能は、個々の白血球集団に特有のシトキン肝炎ウィルスを活性化させることにより、確実に全ての防御レベルを均一に再生させるのです。こうして、多くの退行性の病に共通の炎症過程が弱まり、通常の状態に戻るのです。細胞、組織、臓器の修復は、個人それぞれの速さで進行します。
714Xはその挿入の方法のため独特な製品であります。それに加え、体内への入り口としてリンパ系を用いることにより、714Xは生物学的領域を正常化させます。

製品のこの特別な挿入方法は、その設計者の信念に基づいています。彼は、リンパ系システムは、血液内に循環している新陳代謝によって出される有毒物の排除を容易にし、細胞が最適に機能するために必要な要素をもたらす、主要高速システムであると信じています。

リンパ系を注入方法とするという選択は、解剖学上の現実に対処する必要が出てくるため、避けることのできない結果をもたらします。人間の体には自然に、二重のリンパ系が与えられています。それぞれ別のドレナージ域を持った大循環と小循環が、血流に流れ込んでいます。


リンパ系のドレナージ域
 
小リンパ循環域:噴霧器の使用(吸引)によって714Xが作用する部位

大リンパ循環域:結節周囲の注射によって714Xが作用する部位

 

身体の表面の75%を排水する大リンパ系に届くためには、挿入方法は鼠径部分右側の節周囲注射(リンパ結節周辺)になります。

714Xを使った基本的な治療には、6.5ml入りの714X水薬瓶2杯が入った箱を必要とします。この量で21日分の注射となり、1周期が完了します。

小リンパ系に届くために、好ましい方法は、超音波噴射器を使った吸入により製品を導入することです。これにより、呼吸系を並べる小腺を通じて製品を吸収することができます(714Xは5ミクロン未満の粒子に分割されます)。
  
714Xの副次的な治療(噴射器法)は節周囲注射の追加として行われる必要があります。21日を1つの周期とする治療を完了するためには、2mlのアンプルが7つ入った箱が3つ必要です。


714Xを投与するための手順は以下の説明のとおりです。

この詳細説明に加えて、教育用DVDもご用意しております。視覚的なサポートにより、使用方法がさらに詳しく説明されます。

節周囲注射

714Xを使うことを既に決めたとしても、自己注射は一般的な手順ではありません。注射という言葉自体が不安を掻き立てます。

治療の初期段階において、正しい部位に自己注射を行うことをためらったり不安に思ったりすることは、当然のことです。

注射する位置を選ぶことは、最初でかつ最も重要なステップです。

714Xの利用者からの反響によると、注射の技術は、最初の5日を正しく修得すれば、日々の楽しい活動となり、余暇の一部として考えられることも可能だと言えるようです。そしてこの活動は、快適でくつろげる環境において心地よい音楽を聴きながら行う、単純な日常の行為となります。
 
注射位置を見つける

  1. (右利きの方の場合は)右手、より正確には中指と薬指を用い、右の鼠径部の谷間を触り、脈拍を感じられる箇所を見つけます。これが大腿骨動脈の波動です。
  2. 人によって、この波動は深い場所あるいはより表面的な場所にあります。波動が鼠径部の谷間の上部にある人もいれば下部にある人もいます。個々の人体によって、最初の数回はこの波動を見つけるのに時間がかかることもありますが、徐々に簡単に見つけられるようになるはずです。

大腿骨動脈の波動が見つかり、正確な注射箇所を選ぶことができたら、大腿骨動脈の波動とへその間に線があると想像し、それをたどって下さい。

大人の場合は、この線上の大腿骨動脈波動の上方3-5cm(1.5-2インチ)の位置に注射をします。.

体重30kg(66ポンド)未満の子供の場合は、大腿骨動脈波動の1-2.5cm(0.5-1インチ)上方の線上に注射をします。
 

脈拍が感じられる大腿骨動脈に圧力を加えることで、3つの深いリンパ結節が表面に出てきます。これらの深いリンパ結節の周辺に注入された714Xは、結節のひとつに吸収されるため「節周囲注射」という名前が付けられました。注射に最適なのは、2cmほどの小さな円盤のような部分です。注射針を毎日同じ場所に挿入する必要はありませんが、余裕を残しつつ、同じ部分に挿入します。

注射箇所を見つけるのに覚えておくべき2つの重要な点:

  1.     リンパ経路は右から左へと流れるため、製品を導入は体の右側にすることをお勧めします。右側に導入することにより、大リンパ系のドレナージが最良のものとなることを保証します。
  2.     最初の数回の試行の際に、正確な注射箇所に自信がない場合、(注射場所が手順どおりに再消毒されていることが確認できる限り)その過程を再開することに何ら問題はありません。
注射箇所の図

節周囲注射の5段階についてはこちらのPDFをご覧下さい  PDF文書

714Xはリンパ系に導入される健康製品であり、これが714Xを独特なものとするひとつの特徴です。

その結果、この製品が摂取された食べ物や消化系の一部と接触するということは一切ありません。714Xは食物、自然健康製品あるいは処方医薬品に直接干渉することはありません。

714Xは、リンパを通じて血流に入り白血球と細胞環境に作用するため、薬理学製品や自然健康製品と完全に両立できる、普遍的健康製品であると考えられています。714Xは生物学上の領域に作用するのです。

また白血球のシトキン肝炎ウィルスにもたらす特別な作用のため、714Xは免疫防御に作用するだけでなく、経口の他の健康製品の効果をもサポートします。714Xは外部から導入されるほかの全ての製品と共に効能をもたらします。

患者様が一時的に従来の治療や外科手術などを受ける必要がある場合も、714Xを同時に服用することは良いことです。というのも、714Xは生命力と自然な防御システムを維持することにより、他の治療によって避けられない副作用を弱める作用があるからです。

714Xは普遍的に全ての製品と両立できるだけでなく、他の製品の副作用を弱めるという便益ももたらし、生命力を持続させます。

腫瘍学において、また癌は公衆衛生において非常に重要であることから、714Xは回復期や治療休暇の間はもちろんのこと、目標を定めた治療(外科手術、化学療法、放射線など)の激しい期間を耐え抜くのに役立ちます。

714Xは無毒であるため、健康な人が予防手段として使用することもできます。免疫抵抗がさらに増し、個人的また職業上の多くの困難に対応することができるようになります。

非典型的な治療との両立

714Xは人体の自然防御システムを助けるため、ほとんどの自然健康製品と同時に摂取することができます。

ここでの唯一の例外は、天然あるいは合成原料(例えばサメや豚の軟骨)から作られた抗血管新生薬です。

これらの製品が有効でないと言うわけではありませんが、作用方法が714Xと補完的ではないのです。

これらが両立しない理由は以下の通りです:

どのような抗血管新生薬(腫瘍の除去に集中した治療方法に用いられる)の効果も、腫瘍への血流を止めることによって酸素欠乏を創り出すことです。ここで意図されている効果は、栄養素を欠乏させることによって腫瘍の成長を抑えることです。

再活性化された白血球が分泌する腫瘍壊死因子が腫瘍に働きかけ、これを縮小することができるようにするためには、714Xは腫瘍の近くの血液循環を通過する必要があります。

腫瘍壊死因子の分泌は白血球の防御方法であり、これによって、血液中に流される分泌物の全てが、体内のどこにある腫瘍にも反応し縮小させるのです。

一部の典型的治療との両立

ここでは、714Xがどのように、消化系を通過するあらゆる健康製品と両立できるのかをご説明します

特別な医療行為(例えば癌の場合)における治療方法のうち、714Xを典型的な治療法と同時に使用することができる場合もあります。714Xは自然な免疫防御に働きかけることから、従来の治療と補完的な役割を果たし、逆効果を与えることはありません。それどころか、714Xは、従来の治療に通常関連する望ましくない副作用の多くを抑えたり取り除いたりすることもできるため、生活の質を向上させることができます。

さらに、714Xはリンパ系に働きかけるため、手術の前に714Xを1周期分取ることにより、リンパ系に集まる無秩序な細胞が、体内の他の場所に広まるリスクを最小化します(癌の場合に限りません)。

手術の前に714Xを取ることにより、手術後の細胞、組織そして臓器の修復(傷の回復)がより良く行われます。
日常の用語では、健康における「統計」とはしばしば、特定の製品がある病に対して効果をもたらす割合を推定することを意味します。714Xに関して私たちはよく次のような質問を受けます。「御社の癌製品に関する統計はありますか?」 このアプローチは、病気に働きかける医薬品に慣れている消費者の視点からすると非常に正しいものです。

714Xと言う製品が自身の病気に対してもたらす効果の度合いに関する、この消費者の期待は従来のアプローチに基づいています。これは従来の医療における通常のやり方であり、病気の症状を修正するために投与されるのは常に外的な製品です。

I自然医療においては、製品は生物学上の領域に作用します。これは異なる視点です。生体医療モデルにおいて、化学製品の効果を予測することが可能になったのは、分子の有毒性に基づいて製品が実験室において研究され(しばしばネズミを用いて)観測されてきたためです。これらの最終製品は、避けられないリスクを上回るレベルの、測定可能な便益を得るために設計されているのです。

714Xは無毒なので、これとは異なります。全体論的な健康モデル(包括的健康モデルとも呼ばれる)においては、人命に関する全ての要素が非常に重要です。ここで提供される自然製品は無毒であるため、局部的な生理学的不順の症状を中和するために局部的に作用するのではなく、生物学的領域を補助するための自然な健康要素を改善することを目的としています。

このため、包括的健康モデルにおいて、714Xがその無毒性のために関係してくるのです。714Xがどれだけ速く、またどの程度効果をもたらすのかは、我々個人の独自性によって決められるため、この製品の絶対的な効果に関して数学的な予測をするのは不可能になります

要約すると、他の自然健康製品(例えばビタミンC)や特別な治療(マッサージなど)と同様、714Xの究極の効果は常に、個人に特有の生物学的領域および個人が成長する生活環境に依拠するのです

健康療法としての714Xの効果は通常、個人の観察を通じて見られ、またその生命力、睡眠、食欲など生活の質を計る条件を通じて体現します。

714Xは全ての場合においてリンパおよび白血球に作用しますが、予想的な性質が714Xによるものとすることはできません。というのも、714Xは、自身の独自性個人の生物学的領域に調和させるからです。生理学的効果は、個々人の生物学上の領域に従って体の洗浄および修復が進むにつれ少しずつ計測可能です。

過去30年間の臨床の経験(政府の監督機関の権威のもと22年間使用)を踏まえて、714Xは『試験期間』を超えた製品だと言えます。714Xを21日間使用すると、その後の生活の質が良くなると、完全に自信を持って言えます。これは個人によって異なり、また病気の進展、与えられた治療および個人の経験によって、様々な形で表現されます。

一般的には、従来の血液検査のパラメータのもとでの714Xの効果は通常最低3周期の使用の後に測定されます。
714Xは塩化Triméthylaminohydroxybicycloheptane の、考案された名称です。

化学式

化学構成

714Xは生理学的水素イオン指数(pH)7の等張溶液であり、主な活性因子として窒素を、樟脳あるいは樟脳の窒素化合された派生物質を媒体として、1mlあたり0.09mgの基準で(製薬産業の注射可能溶液に関する基準に基づく)、また無機塩、ppm(百万分の一単位)で計測される少量の要素を18種類(金属要素)、そしてマグネシウムを6.5ppm含んでいます。これら要素は少量ではあるものの、生物学的な重要性を持っています。

塩化ナトリウム(NaCl)の基準は1リットルあたり8.2gと推定されています。

血漿排出の分光測定研究によって、次の18要素が確認されました。
 
  
アルミニウム  < 0.5 ppm     カルシウム   0.5 ppm     水銀  < 1.0 ppm
アンチモン  < 1.0 ppm     クロム  < 0.1 ppm     モリブデン  < 1.0 ppm
ヒ素   < 1.0 ppm     コバルト  < 1.0 ppm     ニッケル  < 0.1 ppm
バリウム  0.7 ppm     銅  0.01 ppm     リン  < 5.0 ppm
ホウ素  < 0.05 ppm     鉄  < 0.1 ppm     鉛  < 1.0 ppm
カドミウム  < 0.05 ppm     マグネシウム  6.5 ppm     亜鉛  2.0 ppm

結論

たんぱく質と免疫グロブリンが含まれていないということは、714Xは動物への注射の後に作られた免疫漿液ではないということを示しています。714Xはワクチンではありません。アレルギーやアナフィラキしー性ショックなどを起こす危険はありません。

塩化ナトリウムがリットル当たり8.2g含まれるということは、714XはpH7の等張溶液(生理溶液)であるということです。この溶液は、注射可能な溶液に関する製薬産業界の基準に則っています。

色層分析と組み合わされた大量分光測定によって、樟脳すなわちトリメチル1.7.7ビシクロ(2.2.1)ヘプタノン2が1mlあたり0.09mg(90ppm)含まれていることが明らかになりました。

カンファーオキシムを用いた比較研究により、分析された714Xのサンプルにはこの分子が存在しないことがわかっています。714Xに含まれる窒素化合物の正確な実態ははっきり解っていません。

18の金属(金属要素)が測定されました。これらは全て少量(ppm単位)で見つかり、6.5ppmという、治療上の特性としては低すぎる値で見つかったマグネシウムを除いては、生物学的重要性はないと考えられています。(これは民間の研究所の意見です。しかしながら、製造者は、これらの金属はたとえ少量であったとしても生物学的重要性を持っていると主張しています。)

化学分析の要約

究極的には、714Xは生理学的に中性な等張溶液で、樟脳あるいはその窒素化派生物質を1mlあたり0.09mg含み、製薬会社の注射可能な溶液の基準に則っています。

治療上の段階

714Xは、免疫機能など自然防御に働きかける健康製品のカテゴリーに属します。

状況によって、714Xは著しく弱った免疫系に作用(強化)したり、過敏な免疫系に作用(緩和)したりします。この理由から、714Xは免疫変調品と認識されています。

さらに、今日まで、3人の患者様が714Xは免疫変調品であると確認しています。
カナダの患者様  2010.CA02297998
欧州の患者様  2005.EP1251841-B1
米国の患者様  2003-6-596-295

714Xに関して行われた免疫学的試験(生体外)

(1999, 2000, 2007, 2008)
Several independent laboratories have confirmed the effect of 714X on monocytes (groups of white blood cells fundamental in immunity) by allowing them to regain their ability to modulate upward or downward the quantity of proinflammatory cytokines secretions specifically (but not restricitvely).                   

腫瘍壊疽要素
TNF - a  

インターロイキン
1 – Beta      IL – 10

インターロイキン
6    IL - 6

インターロイキン
8     IL - 8

研究報告書-714Xに適用された免疫学試験
(714Xが抹消血液の単核性細胞に与える効果-生体外)

スポンサー:

Diane Van Alstyne, Ph.D.
Inventors Ink
#23-130 MacPherson Ave.
Toronto, Ontario, CANADA  M5R 1W8

実験期間:
1999年3月、米国マサチューセッツ州ボストン

結果と結論

試験管内にて714Xに触れた抹消血液の単核性細胞と単球は次のような効果を示します:
  • 50%を超える活性化や細胞分化、その結果起こる形態学的変化とマイクロウェルプレートへの細胞癒着の変型
  • 単球内におけるCa+2イオンの非典型的かつ即時的な細胞内蓄積、そして対照試料ではこれが全く起きないこと
  • 腫瘍壊疽要素アルファ(TNF-α)およびインターロイキン-1β、6、8を含むシトキンの導入、そして細胞内におけるシトキン特有のmRNAレベルの上昇(TNF-αは362bp、インターロイキン-1βは330bp、インターロイキン6は496bp、インターロイキン-8は407bp)
結論

前述のデータに基づいて、スポンサーは、714Xは試験管内におけるシトキンの導入を促進する物質として機能し、以下のような特徴を持つ成分を少なくともひとつ含むということを提起しています:
  • 受容体と結合し活動を始める能力
  • 細胞親和力の保有
  • 内発的活動の保有

この結果は明らかに、714Xは単球やマクロファージの強力な活性剤であり、腫瘍壊疽要素(TNF-α)およびインターロイキン-1β、6、8などの炎症誘発性シトキンの分泌を誘導することを証明しています。単球・マクロファージは免疫防御において主要な役割を果たします。マクロファージは、腫瘍細胞など異質な細胞を認識する主なシステムであり、免疫調節特性を持ったシトキンや抗腫瘍活動(炎症誘発シトキンであるTNF-αおよびインターロイキン-1β、6、8など)の重要な源です。これらのデータは、714Xが免疫調節の役割を果たすことについての科学的証拠を提供しています。

714Xは免疫反応を工場させ腫瘍細胞の削除に役立つと信じられています。上記の結果は、炎症誘発シトキンの導入は、生体内での714Xの抗腫瘍機能をもたらす仕組みの少なくともひとつを代表するということを提起しており、この理論を支持していると考えられます。

品質管理の保証

上記データの見直しおよびレポートの提供は研究者Diane Van Alstyne博士によるものです。レポートは2000年8月25日に発表されました。